スマートフォンがあれば、何でも調べられる世の中になってきました。
しかし、フェイクニュースやSNSの交流などに疲れを感じる方も多いと思います。
そんな方には「デジタルデトックス」をおススメします。
本記事はその効果や方法、注意点について紹介していきます。
定期的に実践している私が身をもって感じているメリット・デメリットも紹介していきます。
この記事はこんな方に読んでいただけると幸いです。
- SNSに疲れを感じている方
- ダラダラとネットサーフィンしてしまう方
- スマホやパソコンがないと、生きていけないと感じている方
- お子さんをお持ちのパパママ
デジタルデトックスとは?
スマートフォンやパソコン、テレビなどのデジタル機器から距離を置き、それらから受けるストレスや疲れを解消する方法を「デジタルデトックス」と呼びます。
近年、注目されている理由は誰もが持つようになったスマートフォンの影響が大きいでしょう。
2020年現在、スマートフォンは約8割の方が保有し、その割合はパソコンを越えるまでに普及してきました。(下記グラフ赤線)
(引用:総務省 情報通信白書 情報通信機器の保有状況)
手軽に調べ物ができるという利点とは裏腹に、SNSでのコミュニケーション疲れやゲームアプリや動画サービスによる眼精疲労は知らず知らずのうちに皆さんの体を蝕んでいくものです。
ダラダラとネットサーフィンしてしまい、多く時間を消費してしますことも懸念されます。
特に昨今のコロナウィルス対策で外出自粛が続いていると、オンライン飲み会や動画配信サービスの視聴など、普段よりも依存してしまうことが多いのではないでしょうか。
そんなスマホやパソコンに少しでも距離を置くことで、多くのメリットが得られます。
デジタルデトックスの効果
効果は様々言われていますが、実際に試した経験から紹介させていただきます。
効果①時間にゆとりが持てる
インターネットの利用時間は全年代で1日平均2時間前後を費やしています。
平日においては10代では2時間以上もモバイルネット(スマホからの視聴)でインターネットに触れています。
休日においては10代は4時間を越えます。
全年代の平均も2時間以上、インターネットを利用しているのです。
(参考:平成30年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査)
これらの時間の全てが無駄な時間とは思いませんが、デジタルデトックスにより、この数時間を自分の時間として利用できます。
この時間を家事に充てれば、心にゆとりをもって行動できるようになりますし、読書すれば、自分の知識を増やすことも可能です。
また、そういった時間を何も考えず、空を眺めて過ごしても良いですよね。
青い空、流れる雲、外で遊ぶ子供の声…
時間の流れを緩やかに感じ、リラックスできます。
効果②心身の疲れが癒される
SNS上での関係性から発生するSNS疲れ。
私もTwitterを楽しんでいますが、時にはつぶやき内容を考え込んでしまうこともあります。
また、スマホやパソコンの液晶画面からの刺激は脳には大きく負担をかけます。
特に画面を見続けることによる眼精疲労やブルーライトによる睡眠の質低下などは目に見えない形で疲れをため込んでしまう原因となっています。
これらの疲れもデジタルデトックスにより軽減され、結果として、心身の健康を保つことができるのです。
効果③家族との時間が充実する
お子さんをお持ちのパパママは授乳中や子供との触れ合い中にスマホを観ていることがあるのではないでしょうか。
育児は苦労の連続のため、スマホで気分転換したい気持ちもよく理解できますが、そんな子供との時間は限られたものです。
大きくなれば、抱っこしてと言われることも、一緒におもちゃで遊ぶこともできなくなってしまいます。
そんな貴重な時間をスマホの画面を見て過ごすのは勿体ない。
子供や旦那さん、奥さんと目を見て会話し、触れ合うことで充実した時間が過ごせます。
デジタルデトックスの方法
では、その方法についていくつか触れていきます。
方法①スマホの電源を切る
最も簡単で誰にでも取り組める方法です。
電源を切らないまでも、以下のように
- 触らない
- 利用するアプリを限定する
これらの自分のルールを決めて実行するだけでも十分、デジタルデバイスの効果は得られます。
また、この方法であれば、実施の時間も自分で決めることができます。
初心者であれば、1日の数時間だけ、電源を切ってみるということも効果を得られると思います。
方法②キャンプ・登山に出掛ける
電波が圏外になるような山奥に出向き、キャンプや登山を楽しむということもデジタルデトックスの方法の一つです。
デジタルデバイスと距離を置くために強制的に使えない状態にするのです。
キャンプ場で大自然に触れることは、日々のストレス解消だけでなく、家族との楽しい思い出にもなります。
また、森林浴や川から発生する天然のマイナスイオンを浴びることでリラックス効果も得られ、心身の健康を保つためには最適ですよね。
方法③イベントに参加する
今ではデジタルデトックスを目的としたイベントも開催されています。
下記のような公式サイトには日本全国のデジタルデトックスイベント開催情報や、宿泊施設のデジタルデトックスプラン、ツアーなど紹介されています。
自分一人で取り組むのは難しいという方にはこういった方法もあります。
特にその場で出会った方と交流することは、デジタルデバイスからは得られない刺激をもらえる良い機会です。
実施の際の注意点
ただし、何でも良い事ばかりではありません。
覚えておきたい注意点もあります。
注意点①緊急時の連絡先を確保する
会社勤めであれば、休日に呼び出しがかかることもあります。
もしくは親の介護中であれば、不測の事態に備えておく必要もあるでしょう。
そういった際の対策も必要です。
私の場合、製造業勤務ですが、デジタルデトックスを実施するのは工場の操業を止める日と決めていますので、会社からの連絡はありません。
また、親族にも事前に連絡しておくので、お互いに困ったことはありません。
注意点②カメラ機能が使えない
特にお子さんをお持ちのパパママには知っておいてもらいたい点です。
我が子の「この瞬間を撮りたい」と思っても、スマホは使えません。
自分の目に焼き付ける、カメラを用意する、旦那さんor奥さんに代わりに撮ってもらうなどの方法は考えておいた方がいいでしょう。
注意点③電子マネーで支払いできない
キャッシュレス化が進む中で、こちらも覚えておきたい注意点です。
現金やクレジットカードで支払う、そもそもデジタルデトックスの際は買い物に出かけないという対策も必要です。
また、先ほど触れましたが、それらのアプリのみを例外として利用するとしてマイルールを立てることもいいかもしれませんね。
終わりに
スマホの電源を切るだけで簡単に取り組めるデジタルデトックスを紹介しました。
やってみると初めの数時間は不安に駆られますが、それ以降は時間の流れが緩やかに感じられるため、リラックスできるはずです。
また、オフの時間を作ることで、オンの時間ではスマホやパソコン、インターネットの有難みを感じることができます。
日々、当たり前になっているネットとのつながりを断ち切ることで心身ともにリラックス、リフレッシュしてみてはいかがでしょうか?
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
そんな皆さんに感謝いたします。