おさるのジョージのいたずら対策【周りに迷惑をかけない対策】
知りたがり屋のジョージは何にでも興味を持ちます。
そのたび、めちゃくちゃになっていますよね。
行動を起こすことは大切なことですが、思いつくままの行動では周りに迷惑がかかります。
当記事ではおさるのジョージがいたずらで周りに迷惑をかけずに行動できる方法を検討していきます。
- 子供のいたずらに困っている方
- 行動していないと気が済まない方
- ビジネススキルの事例を知りたい方
私は製造業で日々、問題解決に取り組んでいます。
今回はビジネススキルを使って、ジョージが毎回のようにいたずらする原因を探し出し、その対策を検討していきます。
問題解決の手順や陥りやすい注意点はこちらの記事に記載してあります。
まず、こちらに目を通していただけると、当記事の内容も理解しやすいと思います。
おさるのジョージとは?
まず、ご存知の無い方のために簡単に説明しておきます。
ジョージの絵本
最初は『ひとまねこざる』(原題: Curious George)として1941年に発行されました。
その後、1998年に本では『おさるのジョージ』シリーズが発行され、世界的にも浸透してきました。
「知りたがり屋のジョージは~」という言葉で書き始められます。
何にでも興味を示し、とりあえず行動するジョージに多くの方が感銘を受けますよね。
ジョージのアニメの放送
2006年9月からアメリカで放送され、150話を越える人気作品になっています。
日本では2021年3月現在、NHKのEテレにて土曜日8:35から放送されていますよね。
毎回ドタバタを繰り返しながらも、結果オーライとなるストーリーはアニメでも評価されています。
Twitterのアカウントもあります。
こちらでは放送やグッズの情報を手に入れることができますよ。
おさるのジョージ【公式】 (@osaru_george_jp) | Twitter
問題の明確化(What)
「おさるのジョージ」では興味を持ったことにはすぐに行動を起こし、周りに怒られながらも結果オーライとなり、最終的にはハッピーエンドで終わることが多いです。
しかし、その後始末で毎回のように一緒にいる黄色いおじさんや周囲の方には負担がかかっていますよね。
そのため、当記事では「ジョージがいたずらで周りに迷惑をかけないようにするには?」と問いを立てて進めていきます。
なお、ジョージはおさるなので、理性がありません。善し悪しを教えても上手くいくはずがありませんが、その点は考慮せしませんので、ご承知おきください。
問題箇所の特定(Where)
では、ジョージがいたずらにより、迷惑をかけてしまう原因がどこにあるのかを探っていきましょう。
ここで、ジョージが問題を起こす場面を想定してみましょう。
実際の事例を3つ書いてみます。
ピザパーティーにて
お友達のピザパーティーに招待されたジョージは「ピザを作る」ということに興奮します。
友達が隣の部屋に移動したときに一人ずつに分けられていたピザ生地をまとめてしまいます。大きなピザを作ったら面白いと考えたからです。
お友達のお母さんに呆れられてしまいます。
本屋さんにて
大好きな作家のサイン会が開かれている本屋に訪れたジョージ。
列を並ぶのに疲れてしまい、試食のお菓子を食べたり、本を積んだり、思うままに遊んでしまいます。
その結果、本屋の店員には怒られてしまいました。
野球場にて
野球場で大きなスクリーンへ観客を映し出しているカメラに興味を持ったジョージ。
カメラマンに飛び乗り、大きく映し出してもらい、大はしゃぎです。
しかし、それに怒ったカメラマンに追いかけられてしまいます。
行動の共通項を整理
まずは帰納法にて行動の共通項を抜き出してみましょう。
行動のパターンは「興味」→「行動」→「周囲に迷惑」→「結果オーライ」という流れが共通点です。
いずれもハッピーエンドで締めていますが、上記の行動ではいたずらと捉えられることが多く、周りに迷惑がかかります。
PDCAにて行動を整理
続いて、行動を整理するためにPDCAサイクルに当てはめてみましょう。
※)PDCAとはPlan(計画する)、Do(行動する)、Check(確認する)、Act(行動する)という流れで取り組むと失敗しにくくなるというフレームワークです。
上記の3つの事例を以下のようにまとめました。
抜けが有るActの部分が問題と言えそうですね。
このActは行動というようにとらえられますが、Doとは異なり、改善するという点が含まれます。
思い立ったら、即行動することも良いのですが、その後の振り返りがないと同じ失敗を繰り返すことになりますよね。この振り返りの欠如が問題の根本であると言えそうです。
解決策を立案(How)
では、対策を考えてみます。
先ほど得られたように問題となるActの部分に着目しますね。
Actの重要性
まず、先ほどのPDCAサイクルのActについて触れておきます。
PDCAにおいて、Aを「Act」ではなく、「Adjust」(調整・修正)と捉える考え方もあるほど、改善するという意味合いがあります。
結果オーライの場合でもその行動で周囲に迷惑をかけてしまったことに対する振り返りが必要でしょう。
ジョージの場合、修正がないまま、次の行動に移るので、いつも周囲の方からは「いたずら」と捉えられてしまうのです。
具体的な対策
その対策として具体的には「イベント後に黄色いおじさんと振り返る」ということが有効でしょう。
と言っても、どうすればよいのかわからないと思いますので、反省のテンプレートを作ることからおススメします。
テンプレートによる反省
例えば、五省(ごせい)という考え方に当てはめることも良いでしょう。五省の詳細はこちらを参照してください。
真心に反していなかったか
言行に不一致な点はなかったか
精神力は十分であったか
十分に努力をしたか
最後まで手を抜かなかったか
(引用:こちら)
この五省に当てはめると、誠実な行動ができるというものです。
大企業の経営者もこれに当てはめて、自身を振り返る方も多いみたいですよ。
ジョージの例
では、ジョージの例に当てはめてみましょう。
ここではピザパーティーのケースを想定してみます。
- 真心 ⇒ 自分の思うままにピザをまとめた
- 一貫性 ⇒ 楽しいことのみに注力した
- 精神力 ⇒ ピザを作ることに興奮していた
- 努力 ⇒ 大きなピザにするために、一生懸命に取り組んだ
- 手抜き ⇒ どうして小分けにしているかを考慮しなかった
書き出すと、取り組みの前に考慮しなかったという点で手抜きがあったとみることができます。
そこで、こねる前に友達のお母さんに相談する、まとめることをみんなに提案するなどの次回へつながる振り返りができるはずです。
でも、それ以外の観点では非常に優れた行動であると言えそうですね。
寝る前にたった5分で良いので、黄色いおじさんと一緒に一日を振り返ることで周りに迷惑をかけずに、かつ楽しい日常を送ることができるでしょう。
何にでも興味を持つことは良いこと
当記事ではおさるのジョージのいたずらを防止する方法を検討してみました。
以下に内容をまとめておきます。
- おさるのジョージは興味があることは即行動
- 行動後の振り返りがないことでいたずらを繰り返す
- テンプレートを用いると振り返りしやすい
- 1日5分でできる五省がおススメ
記事の中でも触れましたが、何にでも興味を示すことは良いことです。
特に子供には様々な経験を通じ、広い視野を持って成長してもらいたいですよね。
それは親が「ダメだよ」「~しなさい」と言うのではなく、「やってみよう」と後押しすることが必要だと思います。
もちろん、忙しい中ではイラだつこともありますが、子供をのびのびと成長してもらうためにも親が子供の「やりたい」を制御するのではなく、支援するように心がけたいですね。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
そんな皆さんに感謝いたします。
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