【勉強】大人が学ぶメリットとは? 勉強を続けるコツも紹介
コロナウイルスで収入が大きく減った方も多いと思います。
以前から取り上げられている年金問題については老後には2000万円が足りなくなるといった試算もあり、不安になりますよね。
先行きが不透明な時代では終身雇用が揺らぐ中、大人であっても、時代の変化に合わせて学び続けることが重要です。
本記事では大人の勉強を続ける利点とコツ、勉強法を記載していきます。
- 学生の皆さん
- 新入社員の方々
- サラリーマンのパパママ
東証一部の製造業の会社で最短で昇進し続けている私が、大人が学び続ける利点とおススメの勉強方法を紹介します。
コロナショックを受けて
読者の皆さんはコロナショックの影響で労働時間はどのように変化しましたか?
労働時間と余暇の時間について研究結果がありますので、まずはそれを見てみましょう。
労働時間の減少
日本生産性本部の調査によると、約43%の方が労働時間が減り、代わりに余暇時間が増えたと回答しています。(参照:日本生産性本部)
リモートワークや無駄の排除が進み、今後はより効率的な環境が構築されていくと思います。
私も個人的にこのような動きによる労働時間の減少を歓迎しています。
余暇時間の活用
一方、空いた時間で何をしましたか?
ご家族との時間を大切にした方も多いでしょうし、日ごろできなかった趣味に時間を割いた方もいらっしゃると思います。
もちろん、そういった使い方も素敵ですが、自己啓発に利用してみるのもおススメです。
先ほどの日本生産性本部の調査ではコロナウイルス流行以降の自己啓発開始の有無も調べています。
その結果、自己啓発を始めた方は全体で約9%にとどまっています。
時間があっても、自らを高めようとする動きが少ないことがわかりますね。
大人が勉強し続ける利点
調査結果から多くの”大人”が学ぶことをやめていることが分かったと思います。
しかし、入社後であっても、勉強し続けることは大切です。
それにより得られる効果は大きく、3つあります。
- 知識や能力の蓄積
- 昇進・出世しやすい
- お子さんの勉強意欲向上
以下に紹介していきます。
知識や能力の蓄積
読書や勉強を重ねることにより、身に付いた知識は決して無駄にはなりません。
このことは多くの方が理解できると思いますが、先ほど示したように実際に勉強しているのは全体の10%以下です。
世の中は右肩上がりで成長していますが、自分だけ現状維持では取り残されてしまいますよ。
特にAIの発達で2030年には今の仕事の30%、2040年には70~80%がなくなるという試算もあります。
学び続けて、スキルアップすることで将来の自分の選択肢を増やし、新時代でも活躍できる能力を蓄積しましょう。
昇進・出世しやすい
収入を上げるためには会社で昇進・出世するのが最も効率的です。
再度取り上げますが、日本生産性本部の調査ではコロナウイルスの影響で収入に不安を抱いた方は全体の65%に上ります。
お金が全てではありませんが、無いと困りますよね。
サラリーマンであれば、昇進・出世を目指す必要性は以前も記載しました。
そのためにも、専門知識やビジネススキル、昇進後のマネジメント能力は立場に合わせて、学び続ける必要があります。
勉強して上位9%になれば、昇進・出世もしやすくなるでしょう。
昇進・出世の必要性はこちらの記事。
お子さんの勉強意欲向上
子供は日々、学校で勉強して、家でも宿題に取り組みます。
しかし、お子さんが家でダラダラ過ごしている姿を見ると、親として「勉強しなさい」なんて言ってしまいますよね。
でも、自分を振り返ってみましょう。
普段、読書や勉強に取り組んでいますか?
親がスマホでゲームしているのに、子供に勉強を押し付けても、聞いてもらえませんよね。
子供に勉強させたいのであれば、大人である親自身が学ぶ姿勢を見せることが大切です。
そうすることでお子さんも自然と勉強する気持ちが湧いてきますよ。
大人が勉強を続けるための方法
では、どうすれば、大人でも継続的に勉強できるのでしょうか。
いくつかその方法を紹介します。
明確な目標を立てる
勉強といっても何故取り組んでいるか、を明確にしないと長続きしません。
目標の立て方は様々ですが、おススメなのは自分が60歳になった時になりたい姿を描く方法です。
「えっ、そんな先のこと?」と思われるかもしれませんが、遠くの目標を明確に持っておき、それに向けて今できることを考え、行動に移す。
このようにすると、自分の行動の方向性を常に意識できるので、無駄な行動を避けられます。
例えば、「60歳に自宅でカフェを開きたい」と目標を立てたとします。
全く知識が無い状態から、今日できることはこんな感じ。
- 人気の喫茶店に行き、内装や客層を参考にする
- 開業に向けて貯金や節約、投資の勉強をする
- コーヒーの淹れ方やケーキ作りの本を買う
この場合ではプログラミングの勉強を始めても、筋トレを開始してもカフェの開業には到達できそうもありませんよね。
このように、遠くて明確な目標設定をすると、それに向けて勉強を継続できます。
公言する
勉強を続けられない方におススメなのが、誰かに勉強していることを公言することです。
例えば、SNSなどで「○○の資格を取ります」と公言してみましょう。
すると、合格しないと恥ずかしいので、やらなくてはいけない状態に自分を追い込むことができます。
これはSNSではなく、友人や会社の同僚、親などの家族以外の方に公言することも効果があります。
自分の意思が弱いかも、と思う方には是非試してもらいたいですね。
日課にする
公言した上で、日々の日課にしてしまいましょう。
皆さんは毎日、取り組んでいることってありますか?
それを日課、日々のルーティンと言い、それを継続することを「習慣化する」と言います。
この日課の中に勉強というものも入れてしまいましょう。
そして、やる気を維持するためにも少しでも勉強出来た時は、自分を褒めてあげましょう。
その繰り返しで勉強の習慣が身に付いてきます。
お金を使う
人間、お金を払って購入したものはその対価に見合うリターンを求めるものです。
皆さんも食べ放題で「元を取る」ことを目指して、意地でも食べた経験はありませんか。
あれと一緒です。
勉強に関しても、お金を払って受講したものはそれ以上の見返りを得るために、十分に教材やサービスを使います。
その金額が高ければ、高いほどそういった意欲も高まるものです。
家計を考慮しつつ、ある程度の出費は勉学のためには必要だと思います。
おススメの勉強方法
パパやママであれば、自分の勉強時間は限られているはず。
大人であっても効率よく勉強する方法をいくつか紹介します。
ビジネス本
本屋に行けば、数多くのビジネス本が並んでいます。
営業、経営、会計ももちろんのこと、PCやWindowsOfficeの使い方など様々です。
その道のプロが執筆した書物からは数多くの知識を得ることができます。
日本人のマンガや雑誌を除く1カ月の読書量は以下の通り。
読まない: 47・3%
1、2冊: 37・6%
3、4冊: 8・6%
5、6冊: 3・2%
7冊以上: 3・2%
(参考:文化庁「国語に関する世論調査」)
月に5冊以上の本を読めれば、上位数%に入れますよ。
しかし、これらの本を読むには1~3時間は必要になります。
そんな時間が無い、と悩む方には本を読み聞かせてくれる「Amazon audible」がおすすめです。
通勤途中や運動中にインプットすることが可能ですよ。
読書量は収入と比例することが知られていますので、大人になったからこそ、時間が無くても効率良く勉強しましょう。
通信講座
様々な通信講座を受けられる時代です。
自分の回答をプロの専門家が添削してくれるため、資格勉強などには向いていると思います。
私も簿記2級を通信講座で勉強し、取得しました。
一般的に資格取得に500時間は必要と言われている中、約340時間で合格出来たのは通信講座のおかげです。
動画視聴サービス
今ではネットが発達したことで遠く離れた場所でもスマホ一つで学びを得ることが可能です。
空き時間に勉強できるというのも大きなメリットです。
ここでは有名な2つのサイトについて触れておきます。
グロービズ学び放題
GLOBIS(グロービズ)が提供するビジネススキル向上を目的としたサービスです。
様々な受賞履歴からその動画の質の高さが伺えます。
- HR アワード 2018 優秀賞
- Ruby biz Grand prix 2018 特別賞
- 第4回 HRテクノロジー大賞 ラーニングサービス部門 優秀賞
カテゴリーごとの分類だけでなく、技量のレベルも3段階に分かれているので、自分に適した動画を洗濯できるのは、大きな特徴です。
10日間の無料体験も受講可能なので、気になっている方はお試し期間があるのは便利ですね。
schoo(スクー)
「大人たちがずっと学び続ける生放送コミュニティ」という方針を基に幅広い分野を学べるサービスを提供しています。
特徴は講師からの受け身の動画配信ではなく、生放送中にチャットでやり取りできる点です。都度、ワークが出たり、チャットで質問できるのはコミュニティならではの良いところですよね。
また登録であれば、無料である点もメリットです。
登録さえすれば、様々な生放送動画を視聴できます。さらに、月額980円のプレミアムサービスに申し込めば、5000本以上の動画が見放題です。
こちらもオススメです。
終わりに
今回は大人になってからでも、学び続けるコツや勉強法をまとめました。
特に子育て中では自分の時間が少ないと感じている方も多いと思いますが、そもそも時間は誰にも平等に割り振られています。
単に優先度が低く、取り組まないというだけです。
先ほど示したように自己啓発に取り組む方は約9%しかいません。
逆に勉強すれば、この9%になれるので、その先のキャリアアップも夢ではないかもしれませんね。
変化の激しい時代だからこそ、自分の価値を高めるためにも、周りに差をつけるためにも、日々の勉強の大切さを忘れないようにしましょうね。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
そんな皆さんに感謝します。