【仕事】今の会社で働くなら、出世を意識しよう 評価を上げるコツも紹介
転職による人材の流動性が徐々に見られるようになってきました。
非常に喜ばしい環境になりつつありますが、一方で今の会社に留まり続けるという選択肢もあります。
そういった場合は、出世しないと今後の給与は激減する可能性があります。
今回はそういった出世の必要性と評価を上げるコツを紹介します。
本記事は4分程度で読める内容です。
以下のような方は特に参考にしていただけると幸いです。
- 新入社員
- 学生の皆さん
- 収入アップを目指している方
- お子さんをお持ちのパパママ
昇進しないとマズい?
初めに昇進しないと今後は給料が減少していくということを説明します。
私の会社では同期や最近の若手社員と会話すると、「昇進したくない」という意見をよく聞きます。
その背景には以下のような点があるようです。
- 昇進試験が嫌い
- 責任を負いたくない
- 幹部社員は残業代が出ない
- 今の仕事内容で満足している
昇進試験も簡単ではないので、そういった気持ちも良く分かります。
私はその場では相手の意見に共感してあげますが、心の中では「絶対出世したほうがいい」と思っています。
というのも今後、働き方改革が進む中で残業代が減らされてしまい、給与を増やすためには出世することが必要になるからです。
同じ会社で働くのであれば、出世したほうが給与は確実に上がります。
少し古い記事ですが、以下にリンクを貼ります。
また、自分でできる仕事の範囲も増えることで平社員でできなかったことに取り組めるようにもなります。
もちろん、その部分に責任を持つことも必要ですが、自分の視野も広がりますし、社内の人付き合いも変わり、ビジネスマンとしての引き出しは確実に増えます。
出世するために意識したいこと
では、出世するためにはどうすれば、良いか。
基本的には上司に好印象を持ってもらうことが必要になります。
意識したい点をいくつか挙げてみます。
※)これは私の体験に基づく事例です。
ご自身の会社によっては当てはまらない場合もありますので、ご承知おき下さい。
常に二つ上の目線を持つ
平社員の場合、自分の評価を付けるのは課長になってくると思います。
しかし、その上の部長目線を持って、業務に取り組みましょう。
なぜなら、自分を評価する課長も部長から評価を受けるからです。
課長としても部長の要求に沿った報告が可能となり、高評価されやすいでしょう。
また、自分にとっても業務の軸が見えてくるので、業務を進めやすくなります。
ここで私の場合を例にとって説明します。
平社員だった私が課長に気に入ってもらえるために部長からどういった指示を受けているかを観察していました。
注意深く見ていると、部長は私の課長に対して
「いつまでに出荷可能か?」
「設備停止しているが、復旧時期は?」
といった質問を繰り返していたため、QCDの中でD:デリバリーを優先しているだろうと予想したのです。
そこで、私も業務に当たり、デリバリー重視で以下の行動を取りました。
- 設備納入後の製造ライン適用は計画より前倒しで実施する
- 作成依頼された資料は納期の前日には提出する
- 異常時の復旧は最優先で対応する
こういったことを地道に繰り返し、課長の目に留まったことで昇進試験を受験させてもらえました。
期首の目標設定を重視する
自分の評価の目安として期首に立てる業務目標があります。
立て方として「ベーシック法」、「ベンチマーク」、「SMART」などがありますが、根本的に抑えておきたい考え方を紹介します。
まず、以下の点を自分に問いかけてみましょう。
- なぜ、この業務に取り組むのか?
- なぜ、今期に取り組むのか?
- なぜ、今まで取り組んでこなかったのか?
- なぜ、自分が取り組むのか?
業務成果や時期、そして自分が取り組むことの必要性を目標の中に盛り込むことで上司に自分をアピールしていきます。
自分が高評価を受けるためには他人との差別化が重要になってきます。
過去の経験、専門性だけでなく、社外の情勢なども含めて記載すると、視野が広いことを認識しもらえます。
また、具体的な数字を入れることも、自分の成果を伝えるためには必要でしょう。
○○件の新規顧客獲得、△△時間の業務時間短縮、□□万円のコストダウン…
上司の知識や技量が把握できていれば、細かい内容を記載しても良いのですが、そうでない場合は特に必要です。
一方、これは言い切ってしまうと、達成できなかった場合のリスクもありますので、注意が必要です。
全力で取り組み100%達成、もしくはそれ以上の成果が出た場合は大きく評価を上げることができます。
部下を育てる
自分が出世する場合、別の誰かに自身の担当業務を任せる必要があります。
そのためにも部下に自分の業務を少しづつ、与えつつ育てることも忘れてはなりません。
この考え方は出世だけでなく、転職も視野に入れている方には特に必要になるでしょう。
また、自分の業務も言葉でアウトプットしていくことで、知識の再確認もできます。
部下からの何気ない質問で気付きを得られるかもしれません。
自分一人の視点で取り組んでいた業務も別の角度から見てみると、改善点が見えてくる物です。
この部下育成で培ったスキルは出世後のマネジメント業務にも活かせます。
やる気にさせる言葉遣いや人を動かす方法はこういった実体験の中で磨かれていきます。
かく言う私は入社後、一度も年下の部下を持ったことがありません。
しかし、年配者であっても、手順や考え方、注意点などを漏れがないように説明すれば、引き受けてもらえるものです。
終わりに
今後、定年まで雇ってもらえる補償が無くなっていきます。
そういった中で収入アップとして転職という選択肢もあるでしょう。
しかし、リスクも伴うことを忘れてはなりません。
今の環境に息苦しいのであれば、尚更出世し、職場環境を変える地位になることを目指してみませんか?
そうすることで、給与が上がり、自身の視野も広がっていきます。
現状維持ではなく、一つ上のステージを意識して仕事に取り組んでいきたいですね。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
そんな皆さんに感謝いたします。