親として押さえておきたい子育ての考え方5つ
家事や育児で活躍中のパパやママは日々、子供の成長に喜びや感動していると思いますが、同時に自分の思い通りにいかずに悶々としたことも経験があるのではないでしょうか?
育児ノイローゼという言葉もあるように子育ては全てが喜びに満ちているわけではありません。
そういった負の気持ちを感じた際は考え方を切り替えて、ストレスをためないようにすることも大切です。子供はとても敏感でそれとなく、感じ取っているものです。
私も2児の父親として子供と過ごす時間にイライラすることも多々ありますが、そんな時こそ子供の目線で考え、寄り添ってあげる必要があると感じています。
今回は前回に引き続き、婦人之友社発行の「かぞくのじかん」から、私が参考になると感じた育児に対する考え方や知恵を5つ、紹介したいと思います。
- すぐに結果が出なくても希望はすてない。自分にとっての成功法がある
- 小さい人がいる生活 そのよろこびを忘れない
- うちの子のことは育児書にはのっていない
- ちょっと立ち止まって、子どもたちからの「理由説明」を聞く
- これでいい!という子育てはないから
- まとめ
家事についての考え方はこちらを参照ください。
すぐに結果が出なくても希望はすてない。自分にとっての成功法がある
子供の成長は毎日の生活があってこそ、成り立つ物で、非常にゆっくりとした時間軸で考えなくてはいけません。
今、頑張っている成果は何年何十年経たないと実を結ぶかどうかはわからないものです。
逆に一朝一夕で結果が出ることはその成果も限定的である可能性があります。
子育てですぐに結果は出ません。
自分の子育ては正しいのか、疑問に感じることもあるでしょう。
親が権力を利用したり、虐待することは間違っていますが、親が心から自分の子供を愛し、愛情を持って接し続けることは正しい姿だと思います。
疑問に感じても、子供と真摯に向き合う中で自分にとっての子育てを考えていけば良いのです。
小さい人がいる生活 そのよろこびを忘れない
育児に悩みはつきものです。
子供は好奇心が先行してしまい、合理的に行動することができないので、大人からすると無駄な時間の使い方になっていると感じることも多いと思います。
それに振り回されると自分の時間も同時に減っている気がしてイライラすることもあるでしょう。実際には私はそのように感じてしまい、ちょっとしたことでもストレスをためてしまう傾向があります。
しかし、子供がいることで味わえる喜びは価値に代えられない、まさにプライスレスな感動だと思います。
子供が欲しくても産めない人もたくさんいる中で、自分は子供を授かった幸福やその成長を見届けることができる感動を忘れないようにしたいですね。
うちの子のことは育児書にはのっていない
私はこの言葉に強く共感しました。何と言っても、これにつきます。
育児本は世の中にたくさん出回っていますので、いくつかの良書は育児の参考になると思います。
しかし、それは一般的な子供に向けた本であって、自分の子供に全てが当てはまるわけではないんですよね。
私の上の子は発達が他の子供より、少しゆっくりなので、育児本に載っている知育遊びや自分のできることの範囲が参考になりません。何でも手取り足取りやってあげる必要がありますし、保育園でも他の子供に迷惑をかけることもあるようです。
そんな時は人の痛みを教えながらも自分の子供に寄り添って愛情を注ぎ続けることがもっとも大切だと思っています。
今まで私の読んだ育児本は50冊程度ですが、自分の子に合った育児本はありませんでした。
よく言われることですが、他の子供と我が子を比較する必要もないんですよね。
考え方を参考にすることはありますが、自分の子の育児本はありませんので、嫁さんと一緒に我が子の育児本を書けるほど、息子と向き合い、息子に合った育児環境を整えてあげたいと思っています。
ちょっと立ち止まって、子どもたちからの「理由説明」を聞く
子供にもそれぞれの価値観・正義があり、それに沿った行動を取っているはずです。
他の子に迷惑をかけることもあるでしょうし、物を壊してしまうこともあるかもしれません。
しかし、頭ごなしに怒るのではなく、私は息子からその都度、「行動の理由」を聞くようにしています。
そんなことは面倒だと思われるかもしれませんが、子供は親が気づけなかった視点で物事を観察しています。
子供が純粋な目で見て、考えた結果の行動を親も理解してあげることで、自己固定感を育むことにもつながっていきます。
もちろん、それが間違っていたら、叱る必要はあります。
しかし、理由を聞いていれば、叱り方も変わりますし、子供も親の言い分を聞き入れやすくなります。
一時的な感情に流されず、子供の声に耳を傾けることで子供の価値観を理解してあげましょう。
これでいい!という子育てはないから
先ほど紹介した『うちの子のことは育児本にはのっていない』に似た内容ですが、万人受けする子育ては無いと私も思います。
正解が無いからこそ悩むのです。
仕事でも何でもそうですが、満足した段階で人間は成長が止まります。
子育ても同様だと私は感じています。
私は特に成長に合わせて使う日本語の難易度や生活リズムは変えていくように気を遣っています。
中学生に対して、赤ちゃん言葉で話しかける親はいませんよね。
試してみては上手くいかない部分を我が子に合わせてカスタマイズしていく、その繰り返しを続けていくことで少しずつ「我が子の子育て」を作っていきましょう。
前回もお伝えしましたが、私の嫁さんが購読している「かぞくのじかん」。
50の知恵の中には生活の知恵だけでなく、育児の考え方に関するものも記載してありました。
人生においてずっと使える考え方なので、記載の一部を紹介させていただきました。
まとめ
・子育てではすぐに効果が出ることを期待せず、長い目線で取り組む
・子供の存在に感謝し、その成長を見守れる喜びを忘れない
・育児本に従うのではなく、自分の子供に合った育児環境を整える
・子供を頭ごなしに叱らず、行動の理由を聞いてあげる
・自分の子供に合わせて、常に子育てはカスタマイズしていく
前回の家事の知恵に続いて、今回は育児の知恵を紹介しました。
自分の子供は育児本が適用できない所が多くても良いんです。
他人の子供と違って良いんです。
だからこそ、溢れるほどの愛情を注いで、その成長を見守ってあげたいですよね。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
そんな皆さんに感謝いたします。