【仕事】マネジメントする上で意識したいこと 部下との信頼関係を築くコツを紹介
会社で働くにあたり、上司と部下という関係は切っても切れない関係になります。
この上下関係の良し悪しは業務効率にも直結しますし、ストレスの原因となることもあります。
この関係を上手に保つために上司側として何を意識すれば、良いのでしょうか?
今回はこういったマネジメント上で意識したい点について、紹介します。
私はこの1年、マネジメントに徹するべく、プレイヤーとしての業務内容を変えてきました。
その中で感じた必要な「意識」について紹介していきます。
以下のような方は特に参考にしていただけると幸いです。
- 部下との接し方がわからない方
- マネジメントってどうすればいいのとお悩みの方
- 初めて部下を持つ方
業務上の意識
部下にやらせる
プレイングマネージャーとして自分の担当業務を担いつつ、部下のマネジメントをしている方も多いかもしれません。
しかし、基本的には部下にやらせる意識を持ちましょう。
マネジメント業務は片手間で取り組めるほど、楽なものではありません。
私も初めは重要視していませんでしたが、1年間通してグループの取りまとめを担当しましたが、マネジメント業務の多さに驚きました。
自分の担当業務を進めながら、部下の進捗管理、上司への成果報告、長期的戦略の策定などは並行して取り組むことはできません。
そのためにも徐々に部下に自分の仕事を割り振ることが重要です。
そして、常に裏方に回り、部下の活躍の場を提供することに専念しましょう。
フォローは忘れない
私はマネジメントにおいて目標設定とその進捗フォローが大切であると思っています。
期首で目標を決めることはシステムとして確立されている企業が多いと思いますが、私はその後のフォローの方が重要だと感じています。
というのも、スケジュールどおりに進んでいなければ、トラブルがあった可能性が高いからです。
部下としては納期に間に合わせるために努力するかもしれませんが、焦る気持ちがあれば、視野が狭くなり、普段は自分で解決できる問題に悩んでしまう可能性があります。
特に締め切りがタイトな案件の場合、パニックになるかもしれません。
そういったトラブルを未然に防ぐためにも、常に部下の業務の進め方や残業時間、メール内容には気を配ると
仮にトラブルが発生しても共に原因追求・不具合解消に取り組み、業務を進めるくらいの気持ちが大切でしょう。
業務に取り組みやすい環境を構築
上司たるもの部下が仕事に取り組みやすい環境を整えることも必要になってきます。
そもそも、部下のやりたいことをやらせてあげることが上司としての役割だと感じています。
当然、上位方針に沿っていなければなりませんが、部下が取り組みたい業務を上司として細かく修正することは不要でしょう。
よく「あるべき姿」という、理想の環境を目指して業務を進めることがあります。
しかし、私は「ありたい姿」という、ボトムアップ型の目標設定をお願いしています。
このほうが自発的ですし、部下としても責任感を持って取り組めます。
そういった提案を聞き入れることで、互いに信頼関係を築き、仕事へのモチベーションを高めてもらいましょう。
生活上の意識
あいさつを忘れない
朝の出社時に元気よく、「おはようございます」
帰宅時には「お疲れ様でした」「お先に失礼します」
資料を作成してもらったら、「ありがとう」
こういった当たり前のあいさつを忘れないことが重要です。
上に立つ者として職場の雰囲気を明るくするもの仕事の一つだと私は思っています。
あいさつは相手のことを想って発する言葉ですし、お金もかかりません。
積極的に使いたいですね。
早く帰宅する
私のような製造業などは会社で業務に取り組む必要があります。
そういった環境では部下を持つ立場として「早く帰ること」を意識しています。
日本人の特徴として「和」を重んじる傾向があります。
「上司がいるから、もう少し仕事しよう」
「一番に帰るのは気が引ける」
こういった気持ちを部下が持っているのなら、上司としては早く帰らなくてはなりません。
業務を早く処理する、もしくはやめる、といった自身の働き方改革に取り組み、残業を減らしましょう。
模範となる行動を心がける
部下との信頼関係を築くためには、自ら模範となる行動を心がけることも必要です。
もし、皆さんの上司が遅刻したり、書類の提出が締め切りを過ぎてしまっては尊敬できませんよね。
そのためには、業務開始時間よりも早く出社する、締め切りを守るといった社会人として当たり前の行動は欠かせないと思います。
異性の多い職場では身だしなみにも気を配らなくてはなりません。
特に女性の方は休憩室で「○○課長は今日も寝癖があるね」「机の上が汚いよね」とよく見ています。
気をつけたいですね。
私はこの他にも背筋を伸ばして歩く、ごみを拾うなど人間としても尊敬してもらえるように行動しています。
部下を敬う
これは私の入社当時の上司が行っていたことです。
私が取り組んだちょっとした業務でも、「仕事してくれてありがとう」と声をかけてもらいました。
「○○さん(私の名前)がいるから、俺も頑張れるよ」
「おっしゃる通り、良く気がついたね。じゃあ、改善していこう」
そういった言葉をもらうとやる気が出ますよね。
部下となる若手社員も人間です。
敬う気持ちを持って接することで、モチベーションが上がり、部下ー上司の信頼関係の構築にもつながります。
終わりに
働き方改革が進む中で残業を規制する企業も増えてきました。
私もこういった取り組みには非常に賛同しますし、さらには在宅勤務などの環境面の変化も今後はより一層進むでしょう。
それでも部下を持つ、マネジメントするということは必要になってきます。
そのためにも部下に働きやすい環境を提供する、尊敬してもらえる行動を心がけることで信頼関係を築くことは欠かせません。
4月から部下を持つ方もいらっしゃると思いますが、今回紹介した内容を少しでも意識してもらえると、私としてもうれしく思います。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
そんな皆さんに感謝いたします。