無理のない節約術5選【勝手に貯まる仕組みを整えよう】
節約術と聞くと、我慢というイメージを持つ方も多いと思います。
でも、そんな生活していたら、幸せを感じることができませんよね。
そんな方に向けて、当記事では勝手に貯まる節約の仕組みについて紹介していきます。
- 節約が長続きしない方
- お金が貯まらないと悩んでいる方
- ズボラでツラいことに取り組みたくない方
我が家は年間の支出が250万円程度です。
我慢するのではなく、全く不便に感じないのは節約する仕組みを構築しているからです。
今回はそんな仕組みを5個紹介していきます。
貯まる仕組みによる節約術
冒頭に書いたように我慢ばかりの節約方法は長続きしません。
むしろ、衝動買いを招いてしまい、余計に出費してしまう可能性もあります。
そんなことにならないよう、努力や我慢ではなく、勝手に貯まる仕組みが必要です。
- 目標額を決める
- 出費を見える化する
- 固定費を小さくする
- 会社には財布を持っていかない
- 地方に移住する
それぞれ、説明していきます。
目標額を決める
これは最も重要なことだと思います。
何事もゴールがないと、走ることもできません。そのため、目標額を決めましょう。
この目標金額の設定方法は様々ありますが、未来の予測から逆算することがわかりやすいでしょう。
例を挙げてみますね。
- 海外旅行に行きたいから年末までに30万円貯めよう
- 住宅購入の頭金のために300万円貯めておこう
- 子供の大学入学までに600万円貯めよう
ちなみに私は住宅ローンの返済を8年で完済するために、今の収入と加味して年間250万円以下で生活しようと決めました。
可能であれば、1年などの期間を区切ることをおススメします。
遠い目標の場合、金額 ÷ 年数で算出できますね。
細かく計算する必要はありませんが、まずはザックリでいいので、目標金額を定めましょう。
1.未来から逆算して節約の目標を立てる
2.期間を区切って設定する
3.細かすぎず、ザックリでOK
出費を見える化する
キャッシュレス決済が進んできていますが、そのデメリットとしてお金が見えにくいという点が挙げられます。現金を持っていなくても支払いできるため、使い過ぎてしまいますからね。
そのため、日用品のような少額の出費は現金で見える化することをおススメします。
出費を見える化する効果
現金で支払う際のメリットは以下の通りです。
- 残高を目で確認できる
- お金を利用した感覚を得られる
特に現金で支払うと、お札や硬貨の減り具合が目で確認できるので、お金を利用した感覚を得られ、無意識に節約できます。
この部分がキャッシュレス決済の欠点でもあります。使い過ぎが見えませんからね。
体重計に乗るだけという「計るだけダイエット」と同じ手法ですね。計るだけダイエットはこちらを参照ください。
キャッシュレスで還元した方がお得では?
クレジットカードやキャッシュレスではポイント還元があるため、お得のような感じがしますよね。
しかし、還元率が1%程度の場合、節約に徹したほうがお金は貯まりやすいと思いますよ。
日用品の少額の購入であれば、現金払いで見える化したほうが余計な出費を抑えることができるので、トータルでお得になると思いますよ。
我が家の実践方法
この出費の見える化を実践するにあたり、我が家が取り入れているのが、嫁さんへのお小遣い制です。
私は嫁さんに毎月の生活費を『現金』で渡して、それで日々の生活をまわしてもらっています。それ以外、口座には手を触れません。
よく言われる方法として、貯蓄用の口座を持ち、給与の天引きに似た形で貯蓄する方法もありますが、口座の管理が煩雑になるからです。
引き出した金額だけで生活を回すため、知恵を絞り、余計なものを購入することがなくなります。
その都度、銀行で引き出す手間が無いので、時間の節約にもなりますよ。
1.少額の支払いは現金で行い、出費を見える化する
2.事前に引き落としておくと、無意識に節約できる
固定費を小さくする
こちらはよくご存じの方も多いと思いますが、支出の固定費を抑えることも大切です。
固定費とは行動にかかわらず、定期的に発生する出費のことです。いくつか例を挙げてみます。
- 住居費(住宅ローン、家賃)
- 水道光熱費
- 通信費
- 生命保険、損害保険の保険料
- 教育費(保育料、給食費、習い事)
- 会員の維持費(アプリの課金やジム会員費)
これらの中から私の実践している固定費の節約をお伝えしていきます。
保険料の見直し
皆さんはご自身の加入している保険は定期的に見直ししていますか?
入りっぱなしの保険は見直しましょう。特に自動車保険と生命保険は定期的に見直しが必要です。
結婚、出産、育児、住宅購入、子供の自立などその時々でライフステージは変わります。その都度、生命保険の支払額を見直すことで余計な出費を抑えられますよ。
自動車保険も同様です。適用者の年齢によって金額が変わるので、こちらも見直したいですね。
また、医療保険などは入っていません。年間数万円も払って使わないことが当たり前ですからね。毎日健康に気を遣うことでその不要な費用も節約できますよ。(参照:プロほど医療保険に入らない」理由)
光熱費の見える化
光熱費も家庭の出費としては大きいですよね。
しかし、明細などを見ても、世間一般や昨年との変化はわかりません。
そこで私は電力会社のサイトを使って、光熱費の見える化しています。
先ほど、出費の見える化でもお伝えしましたが、人は金額が見えるだけで無意識に節約しますからね。
私の地域は中部電力管内なので、『カテエネ』というサイトに登録して月々の利用料や昨年との比較を行っています。上の画像のように様々な情報が見えるので、色々と試しながら取り組めると楽しいです。
このレポートを見ると、ポイントがもらえるので、継続して閲覧できると思いますよ。もし、中部電力管内であれば、こちらを参照くださいね。
通信費の見直し
スマホやPCの通信費も固定費の一つです。
日常生活ではこちらも意識しにくいのですが、以下の方法で無理なく節約できますよ。
- ネット回線とスマホを同じ会社にする
- 自分の通信量と合うプランを考える
- 家族割などの割引範囲を把握する
- 格安SIMに切り替える
いずれも当たり前のようなことですが、実践できていますか?
とは言え、全てを実行する必要はありません。
私も格安SIMも検討しましたが、現在の携帯会社のプランとネット回線の費用、親戚含めた家族割りの効果を加味して大手通信会社のプランを利用しています。
ネットの情報に流されず、ご自身の家族や利用状況を加味して、比較することが大切です。
その中で最も安く抑えられるプランを見つけましょう。
1.月々の固定費を把握することが大切
2.自分のライフステージに合わせて比較しよう
会社には財布を持っていかない
節約する際にお金の出口(財布)の管理は重要ですが、そもそも、出口が無ければ、出て行きません。
そのため、私は会社に財布を持っていきません。自転車通勤で、お昼はお弁当を持参するため、そもそも財布を使う場面がないからです。
財布を持って行かないメリット
財布が無ければ、具体的に以下のようなメリットがありますよ。
- 浪費を抑えられる
- 財布を落とす心配がない
- 寄り道することも無く、時間も節約できる
こちらの記事で食費を抑えるために、スーパーマーケットの滞在時間を減らすことを紹介しました。
その点をさらに突き詰めると、財布を持たなければ、そもそも立ち寄ることもなく、節約できると思いますよ。
寄り道してしまう傾向がある方には仕組みとしておススメしたい方法です。
もしもの時は?
と言っても、突然の出費が必要な場合もあります。
その時のために私は5千円札を通勤用バッグに入れています。
この金額はなるべく大きいほうがおススメです。
人は「お札を崩したくない」という気持ちを持っています。少額の買い物の時に5千円札を使うと、後ろめたさを感じた経験はありませんか?
これは5千円札という形を崩すことを心の奥で「損した」と感じるからです(参照:こちら)。
先ほどの嫁さんへのお小遣いも1万円札で渡しています。崩したくないという心理面を上手く使っていきたいですね。
スマホで決済できるのでは?
キャッシュレスが普及する中でスマホ決済も考える必要があります。
どうしても使ってしまう場合は月初に一定額をチャージし、それ以降はチャージしないようにすることも効果的だと思います。
財布はお金の出口であることを意識し、それを使えない状態にしておくと、自然と節約できますよ。
1.出口を持ち歩かなければ、お金は出ていかない
2.もしもの時のために大きめのお札を持っておく
地方に移住する
物価そのものが低い場所に引っ越すことも節約の一つだと思います。
移住は最終手段というイメージを持っているかもしれませんが、これだけで年間十万円近くは変わってきますよ。
地方と都市部での比較
まず、食費で比較してみます。
2人以上世帯において1カ月の食費で比較すると、以下の通りです。
北海道¥62,619東北 ¥66,728関東 ¥75,003北陸 ¥66,921東海 ¥71,009近畿 ¥70,227中国 ¥64,363四国 ¥62,186九州 ¥61,042沖縄 ¥62,485
関東地方と九州地方では月々1万円以上も食費で差が出てきます。
この他、家賃や水道光熱費、娯楽費などの支出は地方の方が安いです。
特に教育費は関東地方が突出して高く、お子さんが増えれば増えるほど、その差が家計に負担をかけることになりそうですね。
ちなみに交通費は都市部が減っています。これは自動車を持たない方が多いからですね。
個人の時代には地方移住が最高の節約
今後は個人の時代と言われています。フリーランスの方も徐々に増えていますよね。
今ではインターネットの普及でどこにいても同じファイルを共有できる環境が整っています。フリーランスの方であれば、地方が有利だと思います。
もっと突き詰めると日本どころか、海外でも仕事することは可能かもしれません。
子育て世代には難しいと思いますが、身軽な方であれば節約だけに着目すると、海外という選択肢もあるでしょう。
移住の方法
移住として人気なのは長野や静岡、山梨などの関東に近い地域です。それは関東地方へのアクセスが便利だからと推測できます。
もし興味がある方は以下の手順で進めることになります。(参考:JOIN)
- 移住先で何をするかを決める
- 実際に足を運び、目で確認する
- 移住相談窓口へ相談する
移住失敗の例もありますが、事前に確認することでそれを抑えることもできそうです。
地方移住は究極の方法かもしれませんが、満員電車などのストレスに悩まされるなら、検討したい手段ですね。
1.都市部と地方で物価に差がある
2.フリーで働くなら、地方が有利
3.もし移住する際は事前確認が肝心
節約は頑張らないことが大切
当記事では我が家が実践している節約の仕組みをお伝えしました。
以下に内容をまとめます。
- 節約の目標を立てる
- 支出を見える化する
- 財布を持ち歩かない
- 地方へ移住する
節約、と聞くと我慢ばかりのイメージを持ちますが、それでは長続きしません。
お金に困らないほどの収入があれば、別ですが、ほとんどの方が生涯にわたってお金の節約を続けることになるでしょう。
そのために今回お伝えした仕組みの導入が不可欠です。
節約は頑張らないことが大切です。自動で貯まる仕組みを整えて無理なく節約したいですね。
今回の記事がその参考になれば、こんなうれしいことはありません。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
そんな皆さんに感謝いたします。
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