早起きパパのカジメン生活

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ランドセルサイクルとは? 事前準備で忙しい時間の負担を減らそう

働くママやパパは今や仕事だけでなく、家事や育児も時間を有効に活用し、効率化と高度化を図りたいと考えたことはあると思います。

そのためにはタイムマネジメントが必要であることは誰もが納得するはず。

しかし、やるべきことを忘れてしまい、スケジュール通りに進まず、仕事では残業しなくてはいけなくなることもあるかもしれません。

家事でもバタバタとお出かけしたときは忘れものの危険性もありますよね。

そういった場合は「ランドセルサイクル」というものを意識してみましょう。

こんな方々に向けて記事を書きました。

  • 効率良く、家事・育児に取り組みたい方
  • 残業を減らして、少しでも早く帰りたい方
  • いつも、スケジュール通りに進まないとお悩みの方

 

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ランドセルサイクルとは

ランドセルサイクルとは習慣化するためのマネジメント方法です。 

ランドセルということで、小学生時代を思い出してみましょう。

皆さんは以下のどちらのタイプでしょうか?

  1. 帰宅後、宿題を済ませ、翌日に必要な教科書をランドセルに詰めて準備しておく
  2. 友達と遊びに出かけてしまい、翌朝にバタバタとランドセルに詰め込む

私を含め、多くの方が後者だったと思います。

しかしながら、当然、前者のように事前に準備しておく方が忘れ物も少なくなりますし、宿題もやり忘れを防げますよね。

人間の頭は1時間後には56%を忘れてしまい、1日後は74%を忘れるようです。

そのため、帰ってきたその日に事前準備をしておいた方が抜けを防止しやすく、翌朝にバタバタすることも防げるのです。

こちらの本に詳細が記載されております。

仕事での活用

まず、このランドセルサイクルの考え方を仕事にも応用してみましょう。

隙間時間の活用

ここで質問。

1日でやらなくてはいけない仕事が片付いた時、皆さんは定時時間までどのように過ごしますか?

職場の同僚と雑談したり、休憩室でサボる方もいるでしょう。

そういった方々を否定するわけではありませんが、私は次の日の仕事を少し先取りしています。

例えば、

  • 翌日、作成予定の資料のフォーマットを作っておく
  • 締め切り前の依頼仕事に少し取り掛かり、全体のボリュームを把握する

などです。

特に締め切り前の仕事の全体ボリュームを把握することは非常に重要

締め切り直前で急な依頼仕事が舞い込んだときに優先順位をつけやすくなるからです。

また、先ほど示したように人間の記憶は時が経つにつれて忘れてしまうので、依頼後に手を付けておくことで注意点を落とし込みやすくなりますよ。

このように隙間時間を使い、どんどんと仕事を先取りして進める事で翌日以降の残業を減らすが可能になっていきます。

資料作成におけるメリット

資料を作成している最中は集中しているため、知らず知らずのうちに思考が固まり、視野が狭い状態になっています。

その状態で資料作成すると、ストーリーに矛盾が生じたり、誤字脱字の原因になるでしょう。

さらに締め切りに迫られていると、焦りというネガティブ要素が資料の質を落とすことにもつながります。

そのため、重要な資料作成も事前に大まかな下書きを作成し、それを1日経って見返すことで、自分で修正点を見つける事が可能です。

アウトプットの質が上がると手戻りのムダを省けるので、こういった点もメリットですね。

 

私生活への適用

家事においても考え方を適用できる部分がたくさんあります。

いくつか例を挙げながら説明していきますね。

料理

作り置き料理

作り置き料理はまさにその代表格。

時間がある週末などに、多めに料理しておき、平日は電子レンジで温めるだけ。

これだけでかなり平日の負担を節約できます。

特に忙しい共働きの方にはおススメしたいところ。

そんなに料理できないよ~、という方は野菜を切っておく、お肉や魚を味付けして冷凍保存するなども同じように先取りと言えるでしょう。

その際に必要な事は「切った日」「味付けした日」を記載する事

これを忘れると、食材を腐らせてしまう事に繋がります。

faxwatch.hatenablog.com

朝食の準備

そこまでは難しいという方でも、実践しやすいのが朝食の事前準備です。

前日の夕食作りの際にも

  • スープを翌朝の分まで作っておく
  • 朝のサラダ用の野菜を切っておく

これだけでも朝の時間は節約できます。

冷蔵庫から取り出して、レンジでチン。

その間に卵を焼けば、15分以内で立派な朝食が出来上がります。

家事

ゴミ出しも前夜に家じゅうのゴミをまとめておき、玄関に置いておくということも同様に事前準備といえるでしょう。

朝の忙しい時間にゴミをまとめていては、捨て忘れるゴミも出るかもしれません。

特にお子さんのおむつなどは夏場にはしっかり捨てたいのですが、お風呂場や寝室などにゴミ箱があると、忘れがちですよね。

家の中のゴミを前日の夜にまとめておけば、そういったゴミの出し忘れも少なくなりますし、朝も余裕を持って行動できますよ。 

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子供に関して

この他、子供にも十分に活用できます。

特にお出かけ前の朝は少しでもやることを楽にしたいですよね。

幼児に対して

以下に一例を挙げます。

  • 子供が着る服を前夜には出しておく
  • 保育園の荷物も前日にカバンへ入れておく

こうする事で忙しい朝に負担を集中させることなく、お出かけの準備を進める事ができるのです。

また、時間にゆとりのある時に準備すると、確認に時間を割けることが可能になるので、忘れ物が無くなるということもメリット。

親がこういった行動をすることで子供も事前に準備するようになっていきますので、生活に取り入れたいですよね。

小学生のお子さんに対して

もちろん、小学生のお子さんがいるご家庭では学校から帰ってきたら、すぐに宿題を片付け、翌日の準備をするように伝えましょう。

ここで大切なのは「帰ってきたら、宿題しなさい」と直接言わないこと

そのように言うと子供は反発して逆にやらなくなります。

そこで帰ってきたら、こんな声かけはどうでしょう。

「今、何時かな?何時からやろうか?」

時間の感覚が小学生はまだわかっていません。

そのため、親が時間を意識させるように声をかけてみましょう。

「ママがテーブルを綺麗にしたからでやってもいいよ」

親が一緒に取り組んであげるような声かけは、子供のやる気を引き出します。

テーブルを綺麗にしたという姿を見せることで、あとは宿題に取り組むだけだよというメッセージもおススメです。

「1問だけでいいから、今やっておこうよ」

取っ掛かりがあれば、その後は 以外に進むものです。

これは大人でも同じですよね。

本を読むときも、読み始める前は乗り気でない場合でも、本を手に取るとあっという間に読み進んでしまうという経験があるのではないでしょうか。

子供に対しても、取っ掛かりのハードルを「1問だけ」と下げてみるのも、効果的です。

終わりに

本記事ではランドセルサイクルという「先取り・事前準備」の考え方を紹介しました。

日々の生活では隙間時間がいくつか出てきます。

その時間をダラダラと過ごすのではなく、先取りして忙しい時間の負担を分散し、余裕のある生活を過ごしていただけたら、幸いです。

仕事だけでなく、家事や育児への活用も可能なので、覚えておいて損はないと思いますよ。 

 

ここまで読んで頂き、ありがとうございます。

そんな皆さんに感謝します。

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