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問題解決の事例|「子供に野菜を食べてもらう方法」を立案

問題解決 子供 野菜を食べてもらう

「せっかく料理を作ったのに、子供が食べてくれない。」

そんな悩みを抱えるママさん、パパさんも多いと思います。

当記事では子供の食に関する問題を論理的に分解し、対策案を考えていきます。

  • 子供の偏食にお悩みの方
  • 料理を食べない時の対策を知りたい方
  • 子供との食事の場を楽しめていない方

製造業の現場で10年以上、不具合対応や問題解決に順次してきた私が真面目に子供の食について、考えてみました。

 

子供の食を問題解決の手法で分解

問題解決の手順や陥りやすい注意点はこちらの記事に記載してあります。

今回はこんな感じで進めていきます。

子供の食の問題 野菜を食べてもらう

  1. What 子供に野菜を食べてもらうには?
  2. Where どこに問題があるのか?
  3. Why なぜ、口に運ばないのか?噛まないのか?
  4. How 口に運んでもらう方法は?噛んでもらう方法は?

それぞれの過程で論理的に分解していきますので、お付き合いいただけると嬉しいです。

問題の明確化(What)

最初の手順として問題を明確化していきます。

理想と現実のギャップ

問題は理想と現実のギャップが解決すべき問題になります。子供の食について当てはめるとおおよそ、以下のような関係になります。

理想と現実のギャップ 子供の好き嫌い

問題は「嫌いな物を食べない」ということになります。

嫌いな物は少し抽象的なので、多くの方に当てはまる「野菜」としてみます。

実際、子供の食での悩みの多くは「野菜を食べない」ことですよね。

2歳6か月の息子は緑の野菜を食べません。一度は口に入れるのですが、すぐに出してしまいます。ドレッシングをかけると食べることもありますが、ほとんど食べてくれません。(2歳6か月 男の子のママ)

白いご飯は食べるのですが、それ以外のおかずをほとんど食べてくれません。今食べてくれるのは、ご飯、のり、みそ汁の汁、フライドポテト、ほうれん草としらす干しを混ぜたおにぎりだけです。保育園でも食べません。基本的にお菓子もあげていません。
(2歳2か月 男の子のママ)

参照:NHK「すくすく子育て」

そこで今回は問題を「子供に野菜を食べてもらうには?」と設定しました

問題の前提条件

この問題に取り組む前に前提条件を以下に示しておきます。

  • 朝昼晩というタイミングは考慮に入れない
  • 子供は幼児(2~6歳)を対象
  • 野菜はほうれん草とします

野菜と言っても幅広いので、ほうれん草としました。

問題箇所の特定(Where)

続いて、「どこに食べない原因があるのか」を探していきます。

問題の再確認

まず、問題を再度確認します。

  • 「子供に野菜を食べてもらうには?」

この中で着目すべきは「食べてもらう」という結果の部分です。問題解決の観点では結果に着目することで成果が大きくなりますからね。

分解による問題個所の特定

では、この「食べてもらう」という部分を以下のように、プロセスごと5段階に分解しましょう。

  1. 目で認識する
  2. 箸やスプーンで取る
  3. 口に運ぶ
  4. 噛む
  5. 飲み込む

中でも「口に運ぶ」、「噛む」で悩むと思います。

お子さんによってどの部分で食べなくなるのか、変わると思いますが、以下の点に集約できるでしょう。

  • 口にしない→「口に運ぶ」
  • 口に入れてもすぐ出してしまう→「噛む」

ここまでくると、問題の原因が見えてきましたね。

原因の追求(Why)

問題が見えてきたので、その原因を考えてみます。

ここではロジックツリーというツールで上位から下位に原因を分解し、真因を探していきます。

ロジックツリーについては以下のサイトを参照ください。

口に運ばない理由

口に運ばない理由 野菜を食べてもらう

口に運ぶには人間の嗅覚と視覚が大きく影響するため、「匂い」「緑色」で分解しています。

それぞれ、私が思いつく理由を挙げてみました。

  • 匂いが嫌いな理由は?→青臭さ、甘さが少ない。
  • 緑色が嫌いな理由は?→苦いことを知っている、食欲が出ない色、形。

細かい原因が見えてきましたね。

噛まない理由

続いて噛まない理由についても同様に考えていきましょう。

噛まない理由 野菜を食べてもらう

今度は味覚と触覚が影響するので、「味」「食感」で分けています。

味に関してはいずれも子供が喜ぶような成分が無いことが原因のようですね。

食感に着目すると、歯に挟まることを嫌う場合もあるかもしれません。

解決案の立案(How)

最後に、それぞれで出てきた原因を解決する解決案を考えてみましょう。

口に運んでもらう方法、噛んでもらう方法をそれぞれ考えてみます。

口に運んでもらう案

まず、口に運ばない理由に対しての解決策は以下の通り。

口に運んでもらう案 野菜を食べてもらう

匂いに関しては「温野菜にして、青臭さを取る」、「食欲をそそる香りを足すこと」で対策できそうです。

一方、色味は「緑色の苦手意識を取る」、「緑色を隠す」という方法を提案します。

特に緑色のゼリーや抹茶のお菓子などで緑=苦い・まずいという先入観を取り除くことも口を開けてもらうためには必要かもしれませんね。

噛んでもらう案

続いて、ほうれん草を口の中で噛んでもらう方法です。

噛んでもらう案 野菜を食べてもらう

味に関しては先ほどの匂いと似ていますが、苦みを取り、旨味と甘みを加える方法が考えられます。
食感に関してはサクッと揚げ物にして食べてもらうということも良いかもしれませんね。天ぷらにすると、緑色も抑えられるので、口に運んでもらいやすいと思いますよ。

cookpad.com

 

子供に野菜を食べてもらおう

当記事では「子供に野菜を食べてもらう」ための方法を立案してみました。

  • 食べるために口に運ぶ、噛んでもらうことが大切
  • 【匂い】青臭さを取り、食欲をそそる香りを足す
  • 【見た目】緑色のお菓子で苦手意識をとる、緑色を隠す
  • 【味】青臭さを取り、食欲をそそる香りを足す
  • 【食感】揚げる、細かく刻む

「食べてもらう」ことに着目しましたが、「子供」に着目しても答えは変わってきます。

本来であれば、ここから対策の実施→効果の検証→対策案の練り直しというサイクルに進みますが、立案で留めておきますね。

それは各家庭やお子さんの状況によって、その効果は変わるからです

今回、論理的に考えてみましたが、漏れの事項や論理に矛盾があるという場合、そもそも課題が誤りと感じた方はTwitterやコメント欄からご指摘いただけるとすぐに修正します。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

そんな皆さんに感謝いたします。

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